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STORIES

妖怪よみもの

ほぼ毎日ひとつ、妖怪のはなしを。

一本だたらと「果ての二十日」— 年に一日だけの妖怪一年のうち12月20日だけ峠にあらわれるといわれる一本足の妖怪・一本だたら。「その日は山に入らない」という約束、封じられた霊の言い伝え、一本足とたたら製鉄の説から、年に一日だけの怪のふしぎをゆるりとたどります。ダイダラボッチ — 山と湖をつくった巨人の伝説山を盛り、湖を足跡に残したといわれる巨人ダイダラボッチ。古い風土記に残る「貝を食べた巨人」の話や、足跡にちなむといわれる地名から、昔の人が大きな風景をどう語ってきたのかをゆるりとたどります。がしゃどくろはなぜ「新しい妖怪」なのか夜の野原をさまよう巨大な骸骨・がしゃどくろは、江戸の絵巻や古い言い伝えにはほとんど見当たらない、昭和生まれの妖怪だといわれています。歌川国芳の巨大骸骨の絵と、昭和の妖怪図鑑。ふたつの流れが出会って生まれた「新顔」の成り立ちを、ゆるりとたどります。アマビエは一枚の瓦版から — 肥後の海に現れた予言の妖怪長い髪に、くちばしのような口、うろこの体に三本の足。アマビエの話は、江戸時代の弘化年間に刷られた一枚の瓦版から始まります。瓦版というメディア、仲間の「アマビコ」、そして2020年にふたたび広まったわけを、ゆるりとたどります。阿波の狸合戦 — 金長狸と六右衛門狸、徳島に伝わる狸たちの大いくさ江戸時代の終わりごろ、阿波(いまの徳島)で狸たちが二手に分かれて大合戦をした――そんな話が伝わっています。主役は小松島の金長狸。恩返し、修行、婿入り話から合戦まで、化けくらべの名人たちとあわせて紹介します。鍋島の化け猫騒動 — 芝居と講談が広めた、佐賀の化け猫の物語化け猫の話でいちばん名の知れた「鍋島の化け猫騒動」。佐賀の大名家を舞台に、飼い主の無念を背負った猫が城へ忍びこむ物語は、江戸の終わりごろから芝居や講談で広まりました。史実とは分けて、物語としての魅力をゆるりとたどります。九尾の狐と那須の殺生石 — 石になった玉藻前の伝説栃木県那須の温泉地に、近づく生き物の命を奪うと恐れられた「殺生石」があります。都を惑わせた美女・玉藻前の正体は九尾の狐で、討たれたあと石になった――そんな伝説と、石を割った僧の話、毒気の正体まで、ゆるりとたどります。提灯お化けとお岩さん — 北斎の絵と『四谷怪談』の提灯破れた提灯に顔が浮かぶ――提灯お化けのこわさは、夜を照らす灯りが顔になるところにあります。葛飾北斎の「お岩さん」や、歌舞伎『東海道四谷怪談』の提灯の仕掛けまで、夜の灯りと怪談の結びつきをゆるりとたどります。唐傘お化けは「絵の中」で育った妖怪 — 一本足と一つ目のひみつお化けといえばこの姿、というほど有名な唐傘お化け。ところが土地の言い伝えはあまり多くないといわれています。和傘のつくりがそのまま姿になったわけと、おもちゃ絵やかるたの中で人気者になった歩みを、ゆるりとたどります。ぬりかべには姿がない — 夜道をふさぐ「見えない壁」の言い伝え福岡県の遠賀郡の海辺に伝わるぬりかべは、夜道で急に前へ進めなくなる「見えない壁」の妖怪。言い伝えには、その姿がほとんど語られていません。棒で下を払うと消えるという対処法や、姿ではなく体験に名前がついた妖怪たちを紹介します。