No.067
狒々
HIHI


『今昔画図続百鬼』より「比々(ひひ)」
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◆ でんしょう
長い年月を生きた猿が、人よりも大きな体と、強い力を持つようになった妖怪です。全身を長い毛におおわれて山の奥に棲み、人を見ると大きな口をあけて笑う、という言い伝えもあります。猿の妖怪の中でも、とりわけ大きく、荒々しく、おそろしい存在として描かれてきました。
各地に残るのは、狒々が山の神のふりをして、村に娘を差し出すよう求めた、という話です。困りはてた村に、旅の豪傑や勇ましい犬があらわれて、その正体を見やぶり退治する――講談で知られる岩見重太郎の狒々退治や、霊犬・早太郎(しっぺい太郎)の話がよく知られています。