No.03
豆腐小僧
TOFU-KOZO


『夭怪着到牒』より「豆腐小僧」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
◆ でんしょう
大きな笠をかぶり、盆に載せた豆腐をうやうやしく運ぶ子どもの妖怪。雨あがりの道にひょっこり現れますが、驚かすでもなく、襲うでもなく、ただ豆腐を持って立っている。それだけです。
江戸時代の草双紙(大人向けの絵本)で大人気となったキャラクターで、言い伝えより先に出版物で広まった、当時の「ゆるキャラ」のような存在。ただし油断は禁物、その豆腐には紅葉の印が入っていて、うっかり食べると体にカビが生える——という、ちょっと嫌な説も残っています。もらっても食べないのが無難です。