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No.020

唐傘お化け

KARAKASA-OBAKE

唐傘お化け
ドット絵ピクセル妖怪 描きおろし
『百種怪談妖物双六』より「からかさお化け」
参考:昔の絵歌川芳員(1848)
『百種怪談妖物双六』より「からかさお化け」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
KARAKASA-OBAKE
ぶんるい
道具の怪
でるところ
古い家の片すみ

◆ でんしょう

長いあいだ使われた古い唐傘(竹の骨に紙を張った和傘)が化けたといわれる妖怪。すぼめた傘の姿に大きな一つ目、口からはだらりと長い舌。柄は一本足になっていて、ぴょんぴょんと跳ねながら現れます。

人を驚かせはしますが、ひどい目にあわせるような話はあまり伝わっていません。ふいに飛び出して舌を出し、人をからかう――どこか憎めないいたずら者として語られてきました。昔の人は、長く使った道具には魂が宿ると考えていました。しまいこまれて忘れられた古傘が、もう一度外へ出たくて跳ねだした。そう想像してみると、少しかわいらしく見えてきます。

◆ この妖怪のよみもの

唐傘お化けは「絵の中」で育った妖怪 — 一本足と一つ目のひみつお化けといえばこの姿、というほど有名な唐傘お化け。ところが土地の言い伝えはあまり多くないといわれています。和傘のつくりがそのまま姿になったわけと、おもちゃ絵やかるたの中で人気者になった歩みを、ゆるりとたどります。