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No.025

アマビエ

AMABIE

アマビエ
ドット絵ピクセル妖怪 描きおろし
瓦版「肥後国海中の怪(アマビエ)」(京都大学附属図書館蔵)
参考:昔の絵作者不詳(1846)
瓦版「肥後国海中の怪(アマビエ)」(京都大学附属図書館蔵)
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
AMABIE
ぶんるい
予言の怪
でるところ
海(肥後の海)
伝承地
  • 熊本県 — 瓦版では、肥後国の海に現れたとされます(くわしい場所はわかっていません)

◆ でんしょう

江戸時代の終わりごろ、肥後国(いまの熊本県)の海に毎晩光るものが現れ、土地の役人が見に行くと、海の中から不思議な姿のものが出てきた――そんな話が瓦版に残っています。長い髪に、鳥のくちばしのような口、うろこにおおわれた体、そして三本の足。それは自ら「アマビエ」と名乗ったといわれています。

アマビエは、しばらく豊作が続くこと、そしてもし病がはやったら自分の姿を写して人々に見せるように、と告げて海へ帰っていったのだとか。こうした、先のできごとを告げて自分の絵姿を広めさせる不思議な生き物は「予言獣」と呼ばれ、江戸時代にはいくつもの話が刷り物で出回りました。

◆ この妖怪のよみもの

アマビエは一枚の瓦版から — 肥後の海に現れた予言の妖怪長い髪に、くちばしのような口、うろこの体に三本の足。アマビエの話は、江戸時代の弘化年間に刷られた一枚の瓦版から始まります。瓦版というメディア、仲間の「アマビコ」、そして2020年にふたたび広まったわけを、ゆるりとたどります。