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No.030

一つ目小僧

HITOTSUME-KOZO

一つ目小僧
ドット絵ピクセル妖怪 描きおろし
『夭怪着到牒』より「一つ目小僧」
参考:昔の絵北尾政美(1788)
『夭怪着到牒』より「一つ目小僧」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
HITOTSUME-KOZO
ぶんるい
童の怪
でるところ
夜道・古い屋敷

◆ でんしょう

坊主頭の小さな子どもの姿で、顔のまんなかに大きな目がひとつ。長い舌をぺろりと出した姿で描かれることもあります。夜道や古い屋敷にひょっこり現れて、人を驚かせるといわれています。振り向いた人がひとつ目に見つめられて腰を抜かす、という話は各地に残っていますが、驚かすだけで、ひどい目にあわせる話はあまり聞かれません。どこか愛嬌のある妖怪です。

一つ目の妖怪は、唐傘お化けや一本だたらなど、ほかにもたくさんいます。民俗学者の柳田國男は、こうした一つ目の妖怪について、かつてまつられていた神さまが、だんだん信じられなくなるうちに妖怪として語られるようになった姿ではないか、と考えました。江戸時代の絵や読み物にもたびたび登場し、小僧姿の妖怪の代表のひとりとして描かれてきました。

◆ この妖怪のよみもの

目の多い籠をかかげる日 — 一つ目小僧と「事八日」二月八日と十二月八日の「事八日」。関東などでは、この日に一つ目の妖怪がやってくるといわれ、目の多い竹の籠を竿の先にかかげて追い返しました。帳面をつける一つ目小僧と道祖神の話まで、ひとつ目の来訪者をゆるりとたどります。