No.04
妖狐
YOKO


『画図百鬼夜行』より「狐火」
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◆ でんしょう
狐は歳を重ねるごとに神通力を増し、やがて尾が分かれて九尾になるといわれます。人を化かす野狐もいれば、お稲荷さまに仕えて五穀豊穣を守る善き狐も。白い狐はとりわけ縁起がよいとされてきました。
有名なのは「葛の葉」の物語。命を助けられた白狐が恩返しに人の妻となり、子をもうけますが、ある日うっかり正体を見られてしまう。「恋しくば 尋ね来て見よ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」と障子に書き残して森へ帰った狐の、その子こそが、のちの大陰陽師・安倍晴明なのだとか。化かすだけじゃない、義理堅くて涙もろいのが日本の狐です。