No.06
雪女
YUKI-ONNA


『画図百鬼夜行』より「雪女」
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◆ でんしょう
吹雪の夜、白い着物の美しい女があらわれる——雪国に古くから伝わる妖怪です。白い息を吹きかけられた者は、眠るように凍りついてしまうといいます。
いちばん有名なのは小泉八雲『怪談』の一篇。吹雪の夜に若者の命を見逃した雪女は、「今夜のことを誰かに話したら命はない」と告げて消えます。やがて若者は美しい娘と結ばれますが、ある夜ふと、あの吹雪の晩の話をしてしまう。すると妻の顔がすうっと白くなり——。恐ろしいのに、どこまでも切ない。雪のように消えてしまう、冬の夜の物語です。