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No.05

幽霊

YUREI

幽霊
ドット絵作品:@yokaipixel
『画図百鬼夜行』より「幽霊」
参考:昔の絵鳥山石燕(1776)
『画図百鬼夜行』より「幽霊」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
YUREI
ぶんるい
魂の怪
でるところ
丑三つ時の柳の下

◆ でんしょう

妖怪が「場所」に出るのに対して、幽霊は「人」のもとへやって来る——そんな区別が昔からあります。この世に未練や恨みを残した魂が、成仏できずにさまよい出たもの。現れるのは草木も眠る丑三つ時、場所は柳の下、と相場が決まっています。

おなじみの「足のない姿」は、江戸中期の絵師・円山応挙が描いた幽霊画から広まったといわれます。つまり、あのゆらりとした姿は絵師の発明。それ以前の幽霊は、足もあれば普通に歩きもしたそうです。ちょっとふわふわした姿も、長い歴史の中で生まれたデザインなのです。

◆ この妖怪のよみもの

妖怪・幽霊・神さまはどう違う? 日本の「あやしいもの」の分け方妖怪と幽霊と神さま、似ているようでどこが違うのでしょう。分かれ目は「祀られているかどうか」という考え方があります。柳田國男の零落説から天満宮の由来まで、日本のあやしいものの分け方をゆるりと紹介します。