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No.038

天邪鬼

AMANOJAKU

天邪鬼
ドット絵ピクセル妖怪 描きおろし
「あまんじゃく(天邪鬼)」
参考:昔の絵十返舎一九
「あまんじゃく(天邪鬼)」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
AMANOJAKU
ぶんるい
ひねくれ者の小鬼
でるところ
人里・仏像の足もと

◆ でんしょう

人の心の中をのぞきこみ、相手が思っていることのわざと反対をしてみせる、ひねくれ者の小鬼です。右へ行ってほしいと思えば左へ、そばにいてほしいと願えば遠ざかる。人の気持ちを見抜く力があるのに、それをまっすぐには使わない。昔話では人をだます敵役として、お寺では仏さまの像の足もとで踏まれている小鬼として、いろいろな場所に顔を出します。

名前のもとには、日本の神話に出てくる天探女(あまのさぐめ)という神さまがいる、という説がよく知られています。「探る」という名のとおり人の心を探る力をもち、天から遣わされた雉の鳴き声を聞いて「不吉な鳥だから射てしまいなさい」とそそのかした、と語られる神です。心を見抜き、ひねくれた言葉で人を動かす。その姿が、のちの天邪鬼に重なっていったといわれています。

◆ この妖怪のよみもの

瓜子姫と仏像の足もと — 天邪鬼のふたつの顔ひねくれ者の小鬼・天邪鬼には、よく知られたふたつの顔があります。昔話「瓜子姫」で留守番の娘をだます敵役と、お寺の仏像の足もとで踏まれている小鬼。ずる賢さと、どこか憎めない姿を、ゆるりとたどります。