No.024
化け狸
BAKEDANUKI


『画図百鬼夜行』より「狸」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
◆ でんしょう
狐とならぶ、日本の化け上手。年を経た狸は不思議な力を身につけ、人や道具、ときには立派な屋敷にまで化けて人を化かすといわれています。化けるときに頭へ木の葉をのせる姿は、昔話や絵でおなじみです。月夜にぽんぽこと腹鼓を打つ、という話も各地に残っています。
ただ、狸の化かし方はどこか間が抜けていて、しっぽを出して見破られたり、かえって人にやりこめられたりもします。神さまのお使いとして畏れられることの多い狐にくらべ、狸は憎めないご近所さんのように語られてきました。四国はとくに狸の話が多い土地で、あちこちに名のある親分狸がいたと伝わります。