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No.031

酒呑童子

SHUTEN-DOJI

酒呑童子
ドット絵ピクセル妖怪 描きおろし
『和漢百物語』より「酒呑童子」(国立国会図書館蔵)
参考:昔の絵月岡芳年(1865)
『和漢百物語』より「酒呑童子」(国立国会図書館蔵)
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
SHUTEN-DOJI
ぶんるい
鬼の頭領
でるところ
大江山(京都府)
伝承地
  • 京都府 — 酒呑童子のすみかと伝わる大江山。京都の西の大枝山(老ノ坂)とする説もあります

◆ でんしょう

大江山の奥に御殿をかまえ、たくさんの鬼を従えていたといわれる鬼の頭領です。名前のとおりの大酒飲みで、都から姫君や若者をさらっては、夜ごと酒盛りをしていたと語られます。右腕とされる茨木童子をはじめ、配下の鬼たちも名を知られています。ふだんは子どものような姿をしていて、正体をあらわすと見上げるほどの大鬼になる、という話も残っています。

生まれについても、いくつもの話が伝わっています。越後の寺に預けられた美しい稚児が、やがて鬼になったという話。近江の伊吹山にゆかりがあるとする話。どれが正しいというより、それぞれの土地が、この大鬼の始まりを語りついできたのでしょう。その物語は古くから絵巻や『御伽草子』、能にくり返し取りあげられ、日本でいちばん名高い鬼退治の話になりました。

◆ この妖怪のよみもの

山伏に化けて、ふしぎな酒を — 源頼光の大江山鬼退治日本でいちばん名高い鬼退治、大江山の酒呑童子。源頼光と四天王は、力ずくではなく、山伏の変装とふしぎな酒で鬼の頭領に挑んだと語られます。兜にかみついた首、鬼の嘆き、大江山はどこかという話まで、ゆるりとたどります。