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No.046

姑獲鳥

UBUME

姑獲鳥
ドット絵ピクセル妖怪 描きおろし
『画図百鬼夜行』より「姑獲鳥(うぶめ)」
参考:昔の絵鳥山石燕(1776)
『画図百鬼夜行』より「姑獲鳥(うぶめ)」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
UBUME
ぶんるい
女の霊
でるところ
川辺・橋のたもと・夜の辻

◆ でんしょう

お産のときに亡くなった女性が、この世に心を残して現れたものといわれる妖怪。「産女」とも書きます。夜、川のほとりや橋のたもと、道の辻などに、赤子を抱いた女の人がひっそりと立っていて、通りかかった人に「少しのあいだ、この子を抱いていてください」と頼むのだそうです。白っぽい着物姿で、さびしげに語られることの多い妖怪です。

頼まれるままに赤子を抱いてやると、女はいつのまにか姿を消してしまいます。抱いているうちに赤子が重くなっていく話や、それをこらえて抱き通した人が力を授かった話も、各地に残っています。こわい話として語られながら、その底には、生まれたばかりの子を残していかなければならなかった母親の思いが流れています。

◆ この妖怪のよみもの

産女と「姑獲鳥」— 赤子を抱く母の霊に、中国の夜の鳥の名がついたわけお産で亡くなった女性の霊として語られる「うぶめ」。「産女」のほかに「姑獲鳥」とも書くのは、中国の夜の鳥の怪の名を当てたからです。ふたつの名前のつながりと、川辺の供養、子を思う母の話をゆるりとたどります。