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No.13

のっぺらぼう

NOPPERA-BO

のっぺらぼう
ドット絵作品:@yokaipixel
『狂歌百物語』より「のっぺらぼう」
参考:昔の絵竜斎閑人正澄(1853)
『狂歌百物語』より「のっぺらぼう」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
NOPPERA-BO
ぶんるい
人の怪
でるところ
夜更けの坂道・堀ばた
伝承地
  • 東京都 — 小泉八雲「むじな」の舞台・赤坂の紀伊国坂

◆ でんしょう

夜道で出会った人がふと顔を上げると——そこには目も鼻も口もない、卵のようにつるりとした顔。悲鳴を上げて逃げ出した先の蕎麦屋で「どうしました」と声をかけられ、事情を話すと、店の主人が自分の顔をつるりと撫でて一言。「その顔は、こんな顔でしたかい」。

小泉八雲が「むじな」として書きとめた、江戸・紀伊国坂の有名な怪談です。のっぺらぼうは人を傷つけることはなく、ただ驚かせて喜ぶだけ。正体はむじなや狐が化けた姿だといわれています。顔がないのに、どこか愛嬌があるのはそのせいかもしれません。