No.066
山童
YAMAWARO


『画図百鬼夜行』より「山童」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
◆ でんしょう
九州を中心に、西日本の山に伝わる妖怪です。子どもほどの背丈で、毛深い体をしていると語られることが多く、ふだんは人前に出てこないで、山の奥でひっそり暮らしているといわれます。それでも、山で働く人の仕事場のそばには、ときどきひょっこり姿を見せるのだとか。
山で働く人とは、わりと仲よし。木こりが食べものを分けてやると、何人がかりでも動かせない大木を軽々と運んでくれた、という話が残っています。また九州では、山童はもともと川の河童で、秋に山へ入って山童になり、春になると川へ戻ってまた河童になる、とも伝えられています。季節によって、山と川を行き来する妖怪なのです。