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No.036

小豆洗い

AZUKIARAI

小豆洗い
ドット絵ピクセル妖怪 描きおろし
『絵本百物語』より「小豆洗い」
参考:昔の絵竹原春泉(1841)
『絵本百物語』より「小豆洗い」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
よみ
AZUKIARAI
ぶんるい
水辺の怪
でるところ
川辺・谷川・橋のたもと

◆ でんしょう

日本の各地に伝わる、音の妖怪です。夕暮れや夜、川のほとりや谷川の橋のあたりを通ると、しょきしょき、しゃきしゃきと、ざるで小豆を洗うような音が聞こえてくる。ところが、音のするほうをそっとのぞいてみても、そこにはだれもいないといわれています。

土地によっては、その音にあわせて「小豆とごうか、人とって食おうか」と歌う声まで聞こえてくる、という話が残っています。気味悪がって近づくと、足をすべらせて川に落ちてしまうとも。いっぽうで、音を立てるだけで、それ以上の悪さはしないと語る土地もあり、こわさの度合いは場所によってずいぶんちがいます。

◆ この妖怪のよみもの

小豆洗いの音の正体さがし — 川辺の「しょきしょき」はだれのしわざ?川のほとりで、小豆をとぐような音だけが聞こえる妖怪・小豆洗い。昔の人はその音の主を、狐や狸、カワウソのしわざと考えたり、小さな虫の名前にしたりしてきました。なぜ「小豆」だったのかまで、音の正体をゆるりとさがします。