No.14
ろくろ首
ROKUROKUBI


『画図百鬼夜行』より「飛頭蛮(ろくろくび)」
パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
◆ でんしょう
昼間はごく普通の人。けれど夜更け、寝静まったころにするすると首が伸びて、行灯の油を舐めたり、外をさまよったりする——それがろくろ首です。本人は首が伸びていることに気づいておらず、朝になると「変な夢を見た」とだけ思っている、という切ない話も伝わります。
首が胴からすっぽり抜けて飛んでいく「抜け首(飛頭蛮)」という親戚もいて、こちらは胴体を隠されると戻れなくなるのだとか。江戸の随筆や見世物小屋で大人気だった、夜の定番妖怪です。