No.01
かまいたち
KAMAITACHI


『画図百鬼夜行』より「窮奇(かまいたち)」
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◆ でんしょう
冬の夕暮れ、つむじ風がびゅうと吹き抜けたあと——気づくと足に切り傷が。痛くもないし、血もほとんど出ない。昔の人はそれを「かまいたちの仕業」と呼びました。鎌のような爪を持つイタチの妖怪が、風に乗って一瞬のうちに切り抜けていくのです。
信越地方の言い伝えでは、かまいたちは三匹一組。一匹目が人を転ばせ、二匹目が鎌で切り、三匹目が傷薬を塗っていく。だから痛まないのだそうです。切っておいて薬まで塗っていくなんて、律儀なのか迷惑なのか、よくわからない妖怪です。