No.11
ダイダラボッチ
DAIDARABOTCHI

◆ でんしょう
日本の国土をかたち作ったと伝わる、途方もなく大きな巨人。富士山を一晩で盛り上げ、その土を掘った跡が琵琶湖になった。歩いた足跡が沼や湖になった。腰を下ろした場所が盆地になった——そんな伝説が、関東から中部を中心に日本各地に残っています。
「代太郎法師」「大太法師」など呼び名もさまざま。浜名湖も榛名山も、あの山もこの窪地も、ぜんぶダイダラボッチの仕事だとされてきました。妖怪というより、地形の由来をぜんぶ引き受けてくれた、昔の人の壮大な想像力そのものです。